はじめに
病気の予防及び健康の増進に寄与することを目的として、食品の安全性及び食品の改善に関する調査研究及び普及啓発や食育等を行うとともに、病気の予防及び健康の増進に関する事業を推進しました。
○実施事業(継続事業)の状況は次のとおりです。
継続事業 1 調査研究
書籍・資料の収集
食品の安全性・食生活の改善及び食育などに関する書籍や資料を収集し、事業実施に活用しました。
< 主な購入書籍・資料 >
「正しい知識で健康をつくるあたらしい栄養学」、「 99%が後悔でも」「医と食」、「栄養と料理」、「臨床栄養」、「財界さっぽろ」 。
研究助成
令和4年6月1日に学術研究助成募集要領をホームページ上で掲載し募集。助成対象課題としまして、「“玄米”や“麹”、およびそれらの加工食品による健康増進や疾病予防等に関連する諸分野の研究」とし、応募期間を6月1日~8月31日とさだめ募集をかけました。
結果、4件の応募があり、令和4年度は、対象課題にそった研究内容としま して、(1)(2)を助成対象採択課題とさせていただきました。
(1)鳥取大学医学部 尾﨑 充彦 先生
「玄米米ぬか発酵食品により分泌促進される
腸内常在善玉細菌由来エクソソームの性状解析」
(2)鳥取大学医学部 岡田 太 先生
「玄米米ぬか発酵食品による健康寿命延伸効果の検討」
継続事業 2 広報活動
(1)広報誌の発行 広報誌「輝」を年2回発行しました。
< 広報誌「輝」の主な配布先 >
財団理事・評議員、財団賛助会員、大学・短大、官庁、研究所、北海道庁・北海道教育委員会、近郊市町村 等
① 「第58号」(発行日 令和4年7月20日) 配布数 7,600部
・「食事で治せない病氣は医者でも治せない」
・マイクッキング「食事で治せない病氣は医者でも治せない」
・「あなたの体を動かす工夫大募集」発表!
② 「第59号」(発行日 令和5年1月20日) 配布数 7,500部
・「スポーツ栄養で日本を元気に!」
・マイクッキング「野菜の減塩おかず」
・秋の収穫感謝祭と食と健康元氣ツアー
・歩いた自慢!歩数を増やす工夫 大募集!
(2)マスメディアの活用
①ホームページを活用して、財団の事業活動内容について、広報・啓発活動を実施しました。また、「食と健康通信」は、健康寿命の延伸や食生活改善による生活習慣病予防をテーマに、令和4年度は2回発信しました。内容は、「フレイル予防の食事」、「食生活と高血圧」です。また、事業計画・事業報告・財務資料(収支予算書・収支決算書)も掲載しました。
②毎日新聞北海道版に、令和5年3月4日開催「食と文化フォーラム」(オンライン)の内容が掲載され、令和5年5月5日(朝刊)に発行されました。
(3)普及啓発事業-賛助会員の拡大
①令和4年度は3年振りに「食と文化フォーラム」(オンライン)、「食と健康 元氣ツアー」を開催しました。その結果、食と文化フォーラムでは、賛助会員入会案内の資料請求を募ったところ、21件(参加者293名)請求があり、その内5名の方がご入会されました。
②例年同様、入会促進の機会が減少しているため、賛助会員募集広告を載せた広報誌「輝」を、賛助会員以外の方にも広く配布しました。
③賛助会員数は、令和4年度末で1094人です。また、令和4年度も(株)玄米酵素と連携を図り、新規販売店へ賛助会員入会案内の送付、会費納入の遅滞による退会者へのフォローを行いました。
継続事業 3 シンポジウム、講習会・研修会の開催
(1)シンポジウムの開催
令和4年度は、3年振りに毎日新聞社と共催で、食と文化フォーラムをオンラインで開催しました
第26回「食と文化 オンライン フォーラム」
(2)講演会・研修会の開催
「食と健康」元氣ツアーの開催
食と健康・元氣ツアーは、3年振りに令和4年10月8日(土)に開催しました。収穫祭も兼ね、食に関する健康講座及び自然食と農産物の賞味・収穫体験を洞爺健康館と洞爺自然農園で実施しました。参加人数は22名でした。
(3)各種食育事業の実施
①マナーキッズプロジェクトとの連携に関わる活動は、『0歳からの立腰・体幹遊び』講師養成講習会で、道見重信相談役が「食と健康」についての講師を担当しました。
②小林 博 理事の著書「落ち葉のつぶやき」を、病気の予防及び健康増進に寄与する目的として賛助会員へ進呈しました。
③協賛事業である日本綜合医学会北海道支部との連携では、日本綜合医学会第15回北海道大会を開催しました。後日、オンラインでの配信も行われました。
日本綜合医学会第15回北海道大会 (協賛事業)
- 北大の産学官 企業・医療機関との連携 地域に根ざした高齢社会と福祉 -
運は創るもの、誰でもやれる、波瀾万丈を乗り越えて
- 人々の幸せを目指して -
継続事業 4 食生活指導
専門知識を有する管理栄養士が不特定多数の方々の病気の予防及び健康の増進に寄与することを目的とし、フリーダイヤルをはじめ様々な機会を活用して、食品の安全性、栄養や健康相談を受けて、食生活の改善及び食育などに関する食生活指導を実施しました。
その他の事業の状況は次のとおりです。
「最新医学で明らかになった脳で働く玄米成分のパワー」
発行:毎日新聞社北海道支社
以上