はじめに
病気の予防及び健康の増進に寄与することを目的として、食品の安全性及び食品の改善に関する調査研究及び普及啓発や食育等を行うとともに、病気の予防及び健康の増進に関する事業を推進しました。
○実施事業(継続事業)の状況は次のとおりです。
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継続事業 1 調査研究
書籍・資料の収集
食品の安全性・食生活の改善及び食育などに関する書籍や資料を収集し、事業実施に活用しました。
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「〝日本人の体質〟研究でわかった長寿の習慣」、「スーパー和食 昭和50年の献立60」、「雑草が大地を救い、食べ物を育てる」、「日本食品成分表2021八訂」、「世界一やさしい!栄養図鑑」、「捨てられる食べものたち~食品ロス問題がわかる本~」、「SDGsで始まる新しい食のイノベーション」、「よく笑う人はなぜ健康なのか」、「医と食」、「食と健康」、「栄養と料理」、「臨床栄養」、「財界さっぽろ」
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継続事業 2 広報活動
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(1)広報誌の発行 広報誌「輝」を年2回発行しました。
- 広報誌「輝」の主な配布先
財団理事・評議員、財団賛助会員、大学・短大、官庁、研究所、北海道庁・北海道教育委員会、近郊市町村 等
- ① 「第56号」(発行日 令和3年7月20日) 配布数 9,500部
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- 内容
- 「有機農業に向かう世界」
- 「新型コロナ禍でちょっと免疫を考えてみる」 「免疫力を維持するダイエット法 7つのコツ」 「すぐに役立つ体に良いこと」 「体を動かそう!コロナ禍における対策」 「マイクッキング 夏の味覚を楽しもう!」
- 内容
- ②① 「第57号」(発行日 令和4年1月20日) 配布数 8,000部
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- 内容
- 新しい時代を見据えて」 「玄米が女性の健康によい理由」
- 「和食のすすめ」 「嗜好飲料に含まれる糖分について知ろう!」
- 「あなたの体を動かす工夫 大募集」
- 内容
- 広報誌「輝」の主な配布先
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(2)マスメディアの活用
- ①ホームページを活用して、財団の事業活動の内容についての広報・啓発活動を実施しました。また、「食と健康通信」を復活させ、食生活改善による生活習慣病の予防をテーマに、令和3年度は2回発信しました。内容は、「食物繊維について」、「肥満について」です。また、事業計画・事業報告・財務資料(収支予算書・収支決算書)も掲載しました。【https://www.hokkaido-fst.or.jp/】
- ②例年、毎日新聞に「食と文化フォーラム」の開催内容を掲載していましたが、令和3年度は開催中止となりましたので掲載はできませんでした。
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(3)普及啓発事業-賛助会員の拡大
「食と文化フォーラム」、「食と健康元氣ツアー」などの各種事業活動が中止となり、入会促進の機会が減少していますが、会員募集広告を載せた広報誌「輝」を会員以外の方にも広く配布しました。賛助会員数は、今年度末で1,305人です。また、令和3年度も(株)玄米酵素と連携を図り、新規販売店への賛助会員入会案内の送付や、会費納入が遅滞している賛助会員へのフォローを行いました。
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継続事業 3 シンポジウム、講習会・研修会の開催
- (1)シンポジウムの開催
- 令和3年度当該フォーラムは毎日新聞社と共催で開催を予定していましたが、令和2年度に引き続き中止しました。
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〈フォーラムの概要〉
- ① 【開催中止】第26回「食と文化フォーラム」の概要
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- ◎日 時
- 11月~12月上旬
- ◎会 場
未定 - ◎入場料
無料 - ◎定 員
- 未定
- ◎定 員
- 琉球大学医学部 第二内科 益崎 裕章 教授
- 三遊亭歌之介改メ 四代目 三遊亭圓歌 師匠
- (2)講演会の開催
道外でのフォーラム開催を、神戸市、酒田市の2都市で予定していましたが、令和2年度に引き続き中止しました。また、「食と健康」元氣ツアーも同様に中止しました。
- ①【開催中止】神戸フォーラム
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- ◎日 時
- 11月~12月上旬
- ◎会 場
- 未定
- ◎入場料
1,000円 - ◎定 員
未定 -
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◎予定講師
一般社団法人 加工食品診断士協会代表 安部 司 氏
元桑名市民病院(副院長・産婦人科医)
現市立伊勢総合病院医師 中山 尚夫 氏 -
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- ②【開催中止】酒田フォーラム
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- ◎日 時
- 11月~12月上旬
- ◎会 場
- 未定
- ◎入場料
1,000円 - ◎定 員
未定 -
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◎予定講師
環境脳神経科学情報センター代表 黒田 洋一郎 氏
子どもが作る〝弁当の日〟提唱者 竹下 和男 氏
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- ③【開催中止】「食と健康」元氣ツアーの開催
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真の豊かな伝承的食文化を推進することを目的とし、1.食に関する健康講座、2.自然食と有機農産物の賞味・収穫体験事業を、専門知識を有する管理栄養士等が同行し、洞爺健康館及び洞爺自然農園での実施を計画していましたが、昨年に引き続き中止しました。なお、例年同時開催しています収穫感謝祭のみ10月26日に洞爺健康館において少人数で実施しました。
- (3)各種食育事業の実施
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マナーキッズプロジェクトとの連携に関わる活動は、『0歳からの立腰・体幹遊び』講師養成講習会で、道見重信前理事長が「食と健康」についての講師を担当しました。また、後援事業である日本綜合医学会北海道支部との連携では、日本綜合医学会第14回北海道大会を開催、コロナ渦の対応として、後日インターネット配信による視聴も行いました。
日本綜合医学会第14回北海道大会 (後援事業)
「今、あなたと共に希望の未来を拓く」-
- ◎日 時
令和3年10月24日(日)午後1時開演 - ◎会 場
かでる2・7 - ◎入場料
1,500円 - ◎演 目
あなたは、高血圧の怖さを知っていますか
~脳卒中、心臓病、腎臓病、認知症、寝たきりにならないために~日本医療大学総長 (札幌医科大学前学長) 島本 和明 氏
スポーツのもつ力 オリンピックは未来を創る
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長参議院議員 橋本 聖子 氏
元気タイム
さぁ 上を向いて歩こう 免疫力アップ みんな元気に北海道日本笑い学会北海道支部長・医師 伊藤 一輔 氏
- ◎日 時
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継続事業 4 健康経営の啓蒙活動とサポート活動、食生活指導
経済産業省が進めるヘルスケア産業政策の一つである健康経営の主旨に則り、健康経営に取り組む団体、企業に認定制度のメリットや実践方法等の指導、助言を行い、サポートした27団体・企業が2022年度健康経営優良法人に認定されました。また、専門知識を有する管理栄養士が不特定多数の方々の病気の予防及び健康の増進に寄与することを目的とし、フリーダイヤルをはじめ様々な機会を通じ食品の安全性や栄養や健康相談を受け、食生活の改善及び食育などに関する食生活指導を実施しました。
○その他の事業の状況は次のとおりです。
- 健康・栄養相談
- 健康・栄養相談に関する電話相談業務を企業から受託し実施しました。管理栄養士による専門知識から、食生活習慣の改善を主とした病気予防や健康の維持増進の為の指導を行ないました。
以上