一般財団法人 食と健康財団 一般財団法人 食と健康財団

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point_4.gif平成20年度損益決算書(PDF)

概要

 本年は、今日的課題としての「食品の衛生」「食品の安全・安心」「食育」の推進と平成20年4月からスタートした「特定健診・特定保健指導制度(メタボリック症候群対策)」に対応するために、個人の食生活及び生活習慣の改善に関する基本的情報提供の2点を重点課題として事業を実施しました。

 

事業

1 調査研究

 ① 食品衛生ならびに食生活の改善及び食育に関する書籍・資料を引続き収集し、活用しました。

書籍・資料の収集・活用(例示)

生活防衛ハンドブック、今あるがんが消えていく食事、がんに効く生活、 食事でがんは防げる、三大免疫力、栄養学原論、きょうの健康(NHK) いのちを養う四季のスープ、体温免疫力、図解 病気にならない生き方、 よくわかる消化器がん、慎みを食卓に、かくれ冷え性は万病のもと等、 関連資料の購入、収集を行いました。

 

 ② 各種講演会参加

・「日本臨床栄養学会北海道地方会総会および第一回記念講演会」

阿部久美子事務局職員出席

20年4月20日(日)於)天使大学

内容 

1.記念講演Ⅰ 中村丁次

「臨床栄養の課題と方向性」  

2.記念講演Ⅱ 島本和明

「メタボリックシンドロームを考える」
-特定健診・保健指導の現状と課題-

 

・「新公益法人制度に関する説明会」(北海道庁主催)

岩崎専務理事出席

20年7月1日(火)於)教育文化会館

 

2 会報の発行

 食品衛生、食品の安全性および食生活の改善をテーマとした広報誌『輝』を年2回発行し、大学・短大、官庁、市町村教育委員会、賛助会員、フォーラム参加者、一般道民の方々に無料で配布しました。

平成20年7月(30号)と平成21年1月(31号)に各々3,000部、3,500部発行していますが、地方都市での食育講演開催時などに配布先を拡大し、北海道民への啓発に努めました。

 

主な配布先

財団理事・評議員、栄養関係大学・短大、各種研究所等、北海道庁、
209市町村教育委員会 、賛助会員、第15回食と文化フォーラムの資料として、近郊市町村自治体(市長・村長、食育・保健課)など。

 

3 「食と文化フォーラム」の開催

日程など諸般の都合により3月開催が延期され、平成20年度内には第15回「食と文化フォーラム」を開催することはできませんでした。
平成21年4月に開催する予定です。

 

4 料理教室の実施

食品衛生の啓発と食育の実践活動を目的として、料理教室を開催しました。

「ぽっかぽか」シリーズ
第1回 21年1月23日(金)
 「和風カレーでぽっかぽか」

於)札幌市男女共同参画センター
参加人数26名

講演「食の安全・安心について」
小坂栄太郎理事
ノロウイルスなど関する食品衛生管理についての講演

講師 南部朋子、羽山聡美の管理栄養士2名

 

第2回 21年3月6日(金)
 「味噌仕込みでぽっかぽか」

於)札幌市男女共同参画センター
参加人数 30名

講師 南部朋子、羽山聡美の管理栄養士2名

 

結果
 第1回~2回を通して食の安全と安心を周知して頂く機会となりました。

 

5 各種食事教育事業の実施

〔ラジオ放送〕

  食育についてラジオ番組に出演し、食事道について放送しました。

  20年4月6日(日) さっぽろ村ラジオ

岩崎専務理事、阿部久美子事務局職員

 

〔NPO法人 日本綜合医学会第2回北海道大会〕 後援事業

20年10月12日(日)

於)京王プラザホテル エミネンスホールB

参加人数 約500名

概要 -北からの発信- 「未病を治す・食事で治す」

1.開会挨拶 吉木 敬 先生(北海道総支部長)

山口康三 先生(NPO法人日本綜合医学会副会長回生眼科院長)

2.記念講演

「お母さん、これって、どこで、だれが、何からつくったの?」

~家族の健康を守る食品の知られざる実態~

座長 吉木 敬 先生(北海道大学名誉教授)

講師 小若 順一  先生(食品と暮らしの安全基金代表)

3.パネル・ディスカッション

「ストレス社会の病と食・生活習慣をどうする」

パネリスト 藤倉肇 先生(夕張市長)

小若順一 先生(食品と暮らしの安全基金代表)

星澤幸子 先生(星澤クッキングスタジオ主宰)

山口康三 先生(NPO法人日本綜合医学会副会長回生眼科院長)

岩崎輝明 理事長(NPO法人日本綜合医学会 理事長)

コーディネーター

村松弘康 先生  (NPO法人 北海道活性化センター Tactics 代表理事)

4.閉会挨拶 沢田 守 先生 北海道総支部理事

 

6 食と健康・元氣ツアーの開催

真の豊かな伝承的食文化を取り戻すことを目的として、春、秋2回、洞爺健康館、洞爺自然農園へ食と健康元氣ツアーを実施しました。

 

〔春の部〕

20年6月24日(火)開催

参加人数 51名(うち27名が初参加)

・岩崎理事長「食と健康」に関する講座。

・洞爺自然農園でのイチゴ(宝交早生)狩り。

・洞爺健康館での伝統食「食事道膳」の賞味。

 

〔秋の部〕

20年9月23日(火・祝)開催

参加人数 34名(うち22名が初参加)

・岩崎理事長「食と健康」に関する講座。

・収穫感謝祭。

・洞爺自然農園で有機栽培と無農薬栽培の違いに関する学習。

・洞爺健康館での農園収穫物によるバーベキュー賞味。

 

7 「食と健康フォーラム」など講習会・研修会等の活動

食品衛生と健全な食生活の実践、伝統的食文化の伝承の大切さを広く認識して頂くために、「食と健康フォーラム」、「健康セミナー」や「食育講座」を開催しました。

 

・20年4月12日(土)開催

「食養セミナー」

於)札幌市男女共同参画センター

参加人数 20名

講師 山本敏幸評議員、阿部久美子(調理)

 

・20年4月19日(土)開催

「食と健康フォーラム」-笑顔で暮らせる健康るもい-

於)留萌市中央公民館 小ホール

参加人数 160名

内容

1.挨拶 高橋定敏 留萌市長

2.基調講演 笹川裕 留萌市立病院院長

「食と健康とまちおこし」-留萌コホートに向けて-

岩崎輝明 理事長

「健康への道・食事道のすすめ」

3.パネル・ディスカッション

パネリスト 高橋定敏 留萌市長

笹川裕 留萌市立病院院長

岩崎輝明 理事長

佐藤アレーナ るもいフードマガジン主宰

佐々木千秋 留萌市保健医療課(保健師)

布目祥子 留萌市保健医療課(栄養士)

コーディネーター 岩崎謙司 専務理事

随行 梅原事務局長、高橋

・20年5月10日(土)開催

「食と健康フォーラム」-元氣をつくる健康とうやこ町-

於)あぶた ふれあいセンター

参加人数 170名

講師・パネラー他

長崎良夫 洞爺湖町長、岩崎輝明 理事長、大平典明先生

大道淑恵保健師、竹島啓一氏、菊池博氏、三浦敦子氏、岡村洋子氏

宮内八千代氏、寺嶋義勝氏、

コーディネーター 青木佐智子氏

随行 岩崎専務理事、高橋、阿部、南部

・20年6月7日(土)開催

「食養セミナー」

於)本社4F

参加人数 45名

講師 山本敏幸評議員、南部朋子(調理)

 

・20年7月1日(火)~7月31日(木)開催

「太平洋シルバーサービス」(釧路市)でのパネル展示

施設入所者、近隣市民 施設関係者を対象

※20年7月6日(日)「食改善で真の健康を」講演会開催

参加人数 80名

講師 村上純子

 

・20年9月24日(水)開催

「ギャザリング」(旧 札幌市民大学講座)での講演

「生活習慣病対策と献立の立て方」~健康な食生活を送るために~

於)道通ビル

参加人数 12名

講演内容

1.メタボリックシンドロームと噛むことについて 羽山聡美

2.食事道と生活習慣病対策 南部朋子

 

・20年10月2日(木)開催

「食養セミナー」

於)本社4F

参加人数 40名

講師 岩崎輝明理事長、南部朋子、羽山聡美(調理)

 

※「健康セミナー」

20年4月1日(火)帯広開催他 全7回(理事・評議員が講師を務めた)

 

8 ホームページの運用

ホームページについては財団事業活動の広報、お知らせ等内容の充実を計っていますが、今年度はFMアップルで放送した、真山政文理事の「食と健康」に関するラジオ講演30分ものを、パソコン上でも視聴できるように実施しました。

 

9 「食と健康通信」の発刊

 昨年に引き続き、生活習慣病・食生活の改善に関する基本的情報の提供するために、食と健康通信第2号を発刊しました。

 20年4月19日(土)、留萌市で開催した「食と健康フォーラム」-笑顔で暮らせる健康るもい-を編集し、21年3月に3,000冊発刊し、関係自治体、フォーラム参加者、北海道民、賛助会員へ送付しました。

 

10 賛助会員の募集・情報提供

各種機会を活用して、賛助会員の募集をしました。また広報誌・情報誌なども提供しました。

平成20年度新規加入者は110名でした。途中退会者が117名で実質7名減です。平成21年3月末現在1,422人です。

 

11 食生活指導

電話や各種機会を活用した相談に対する食生活指導を実施しています。

 

12 その他広報活動

食と健康のミニ情報「食と健康通信」を発行し、財団の関係団体などに提供

毎月発行分

免疫力を高めよう、紫外線(UV)に負けない!、骨太になろう、

冷えにご用心!、疲れはたまっていませんか?など

以上