概要
病気の予防及び健康の増進に寄与することを目的として、食品の安全性及び 食品の改善に関する調査研究及び普及啓発や食育等を行うとともに、病気の 予防及び健康の増進に関する事業を推進しました。
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事業
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1 調査研究
- (1)食品の安全性・食生活の改善及び食育などに関する書籍や資料を収集し、事業実施に活用しました。
〈例示〉-
- 「世界一の美女になるダイエットバイブル」(エリカ・アンギャル 著)
- 「病気にならない免疫生活のすすめ」(安保 徹 著)
- (2)公益法人制度改革に係わる各種講演会・セミナーなどに参加した。
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- ①公益セミナー
- 新法人移行後における役員賠償リスクマネジメントについて
- 新法人制度の下における適正な法人運営・移行認定申請書の正しい作成方法
- 平成20年会計基準に対応した公益法人の実践簿記会計講座
- ②料理研修 洞爺健康館での研修
- ③簿記研修会参加
- ①公益セミナー
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2 会報の発行
会報「輝」を年2回発行しました。
本年度は函館市などの市町村の他、全国から要請があったので広く配布しました。~会報「輝」の主な配布先~
財団理事・評議員、栄養大学・短大、官庁、研究所、北海道庁・教育委員会、近郊市町村、北海道の市町村教育委員会、賛助会員、財団行事参加者、その他- ①「第34号」(発行日 平成22年7月25日)
- 部数:5,500部
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- 内容
- 平成22年度事業計画
- 第16回食と文化フォーラムの内容
テーマ ―すべては大自然の法則― 農と食から健康を考える - 健康情報
- クッキング情報など
- 内容
- ②「第35号」(発行日 平成23年1月25日)
- 部数:3,100部
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- 内容
- 函館市での「食と健康フォーラム」の内容を掲載
- 平成22年度健康づくり講演会
「生き生き健康ライフーわたしが主役であるためにー」 - 財団理事 小林 博氏の講演を中心として掲載
「ガンと上手に付き合うために」 - 健康情報・クッキング情報など
- 内容
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3 健康情報誌の発刊
- (1)「食と健康通信」第4号の発行
- 当財団開催の「第16回食と文化フォーラム」で「NHKプロフッショナル」に出演された木村秋則氏が講演したが、その内容を広報誌や毎日新聞でダイジェスト版として紹介した。全国からもっと詳しく知りたいという声が寄せられたので 「食と健康通信」第4号として内容を充実させて発刊した。全国からいまだに引き合いがある。冊子には木村さんから北海道に対する特別メッセージも寄せられ、また参加者からのアンケートの感想文が感動的であったので特別掲載した。
- 発行日:平成22年10月
- 主な配布先
- 賛助会員、財団関係者、関係自治体、第4回日本綜合医学会参加者、農業関係者
- 部数:4000部
- (2)食と健康のミニ情報「食と健康通信」を毎月発行し、 財団の賛助会員に提供しました。
- 〈例示〉
- 目の疲れ、口内炎を防ごう、腸内美人を目指そう
- 体脂肪をコントロールしよう、腎機能低下を防ぐ
- 食育の秋、運動の秋、リラックスの秋にしよう
- 血栓はなぜできるの?
- 今年も注意・ノロウイルス、フアイト・ケミカル
- 旬の野菜・白菜、ベータ・グルカン
- (1)「食と健康通信」第4号の発行
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4 マスメディアの活用
(1)ラジオ放送
- 放送局 FMアップル(札幌)
- 番組 健康への道 食事道のすすめ ~PARTⅢ~
- 放送 毎週月曜日15時00分から15時30分までの30分間
- 内容 パーソナリティ福津京子と真山政文とのトーク番組
免疫力を高め、病気を予防し、克服するための食事法について - 提供期間日 平成22年6月7日~6月28日までの1カ月間
(2)ホームページ
ホームページを活用して、財団の事業活動の内容についての広報・啓発活動の強化を図りました。なお、関係行事のお知らせ等についても更新し、内容の充実に努めました。また、事業計画・事業報告・財務資料(収支予算書・収支決算書)も掲載しました。
【アドレスhttp://www.hokkaido-fst.or.jp/】 -
5 普及啓発事業
「食と文化フォーラム」、「食と健康フォーラム」、「食と健康元氣ツアー」の開催をはじめとする各種事業活動の機会を活用し、また広報誌「輝」の配布やホームページなど多様な媒体を生かして、賛助会員数の増加を図りました。賛助会員数は年度末でで1,728人。今年度加入者は213人、退会者は40人。また、賛助会員の更新案内に努めました。
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6 「食と文化フォーラム」の開催
今年は、自然栽培による農法で奇跡のリンゴを育て、世界の農業に革命を起こしはじめている、木村興農社代表 木村秋則氏を招き、毎日新聞社と共催して第16回食と文化フォーラムを開催した。パネル・ディスカッションは元北海道副知事であり、 現在は農園も経営されている麻田先生及び料理の 研究家の星澤幸子氏らによる生産者と消費者の連携、 安全な農産物の生産についての現状や問題点 さらに健康でいるために何をすべきかを語っていただいた。約2500人の申し込みがあり、入場者を1000人に制限した。フォーラムの要旨が毎日新聞の紙面に掲載された。内容は次のとおり
- ◎テーマ
―すべては大自然の法則―
農と食から健康を考える
- ◎日 時
平成22年4月11日(日)
- ◎開 場
13時 開演13時30分 閉会16時30分
- ◎会 場
札幌グランドホテル2F
グランドホール
札幌市中央区北1条西4丁目
TEL(011)261-3311
- ◎入場料
無料 -
◎基調講演
◆演目
想いはかなう
奇跡のリンゴが教えてくれたこと木村興農社(弘前市)代表
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演
ベストセラー「奇跡のリンゴ」の著者
木村 秋則 氏 -
◎パネル・ディスカッション
◆演目
「農と食から健康を考える」○パネリスト
- 木村 秋則 氏(木村興農社 代表)
- 麻田 信二 氏(学校法人酪農学園理事長・元北海道副知事)
- 星澤 幸子 氏(星澤クッキングスタジオ 主宰)
- 岩崎 輝明 氏(一般財団法人 食と健康財団 理事長)
○コーディネーター
村松 弘康 氏
村松法律事務所 弁護士 - ◎主 催
一般財団法人食と健康財団 毎日新聞社 - ◎結 果
アンケートによれば、このような志ある農家を支えていかなければならない、生き方を学ばせてもらった、木村さんに会えてよかったなど感動の内容でこれまでにない数が寄せられた。
- ◎テーマ
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7 各種食事教育事業の実施
- (1)日本綜合医学会第4回北海道大会の開催-後援事業
- 日本綜合医学会北海道総支部との連携
食と健康、笑いと健康の効果による疾病の予防や改善について、またさまざまな課題が提起されている産婦人科の立場から日本の子供たちの未来を見据えた健康社会についての基調講演があった。また食と生活習慣病の予防・改善について各パネリストの討論があった。約500人の参加者があった。内容は次のとおり -
- ◎テーマ
―北からの発信― 食と笑で健康自立の道を - ◎日 時
平成22年10月2日(土)
開場 11:30 開会 12:30
- ◎会 場
かでる2・7
北海道鍼灸専門学校かでるホール - ◎挨 拶
岩崎 輝明 氏
NPO法人日本綜合医学会 理事長 -
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◎第一部 基調講演
◆演目
「あなたの笑顔 なにより薬!」○座長
吉木 敬 氏
日本綜合医学会北海道総支部総支部長
北海道大学名誉教授○講師
昇 幹夫 氏
元気で長生き研究所 所長 産婦人科医
日本笑い学会 副会長
NPO法人日本綜合医学会 理事◎第二部 パネル・ディスカッション
◆演目
食と生活習慣病の予防・改善について○パネリスト
- 藤倉 肇 氏
(元夕張市市長) - 伊藤 一輔 氏
- (日本笑い学会 理事 北海道支部長 国立病院機構函館病院院長 医師 『よく笑う人はなぜ健康なのか』の著者)
- 王 瑞雲 氏
(東診療所 医師NPO法人日本綜合医学会理事) - 昇 幹夫 氏
(元気で長生き研究所 所長)
○コーディネーター
村松 弘康 氏
NPO法人北海道活性化センターTactics
代表理事 弁護士 - 藤倉 肇 氏
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- ◎閉会挨拶
内藤 貴文 先生
医療法人健康会 おおあさクリニック院長 - ◎入場券
- 1,500円
- ◎主 催
日本綜合医学会北海道総支部 - ◎結 果
アンケートによると、感動して涙が出た。楽しい話、笑わせていただいた、家庭に帰って役立てたいなどという声が多かった。
- ◎テーマ
- (2)「時計台フォーラム」の開催
- 日本蘇生の根幹にあるのは人間力。人間力を如何に形成するか、人間力をどのように発揮していくか、そのためにどうしたらよいかを各分野のリーダーに語ってもらった。日本の将来に対するメッセージを北海道開拓のシンボルである時計台から発信した。冬季にもかかわらず時計台会場は入場者で満杯であった。内容は次のとおり
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- ◎テーマ
―北の国から発信する― 人間力とは - ◎日 時
平成23年2月3日(木)
開場 17:30 開演 18:00 閉会 20:30
- ◎会 場
札幌時計台
電話011-231-0838 - ◎開演挨拶
中村 順三 氏
札幌木鶏クラブ - ◎特別出演
栗城 史多(のぶかず) 氏
(登山家)
男のロマンについて -
- ○講演
暗渠(あんきょ)精神について
加藤 正男 氏
(社会福祉法人 北海道家庭学校 校長) - ○講演
食事道と健康について
岩崎 輝明 氏
(食と健康財団 理事長) - ○講演
「愛の実力」
芳村 思風 氏
(感性哲学提唱者 創始者)
- ○講演
- ◎主 催
時計台フォーラム実行委員会 - ◎共 催
食と健康財団
北海道師友会
札幌木鶏クラブ
株式会社玄米酵素
Net医食住農心 - ◎入場料
- 2,000円(定員150名)
- ◎テーマ
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8 「食と健康フォーラム」など講習会・研修会等の活動
- (1)健康づくり講演会を今金町と共催した。
- 病気の予防及び健康の増進に寄与することを目的とし、食品の安全性、食生活の改善及び食育などに関する講演会・研修会等を市町村等及び健康関係団体・施設等との連携し開催している。2007年に夕張市からはじめて、これで10回目である。講演会には函館市民150人が参加した。健康づくり講演会内容は次のとおり
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- ◎テーマ
「生き生き健康ライフ」
―私が主役であるために―
- ◎日 時
平成22年10月23日(土)
開場 13:30
- ◎会 場
函館市中央図書館
視聴覚ホール
- ◎目 的
函館市では、市民一人ひとりが心身ともに健やかに生活できるよう、生活習慣病による死亡の減少と健康寿命の延伸を図るための健康づくり計画「健康はこだて21」を策定し、計画に基づいた健康増進事業に取り組んできた。本事業の推進を図るため、重点テーマとなっているがん検診受診率の向上および食育の推進に関する講演会を開催する。
◎演 題 - 「健康への道・食事道のすすめ」
- ◎講 師
一般財団法人 食と健康財団
理事長 岩崎 輝明 氏 - ◎演 題
「がんと上手につき合うために」 - ◎講 師
北海道大学名誉教授
小林 博 氏 - ◎主 催
函館市、一般財団法人 食と健康財団 - ◎対象者
一般市民 - ◎参加料
無料
- ◎テーマ
- (2)釧路市内の高齢者施設でのフォーラム
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- ◎日 時
平成22年6月6日(日)
- ◎会 場
シルバーシティときわ台ヒルズ
(釧路市)
- ◎参加者
50名 - ◎概 要
講演「脱ロコモティブシンドロームについて」
講師 村上純子
※6月1日(月)~30日(火)まで同施設で「食改善と健康」に関するパネル展示を実施。入居者及び地域住民に食改善の大切さと自分の健康は自分で守るという意識の啓発をした。
- ◎日 時
- (3)岩見沢市内の町内会と地区協女性の集いでセミナー
- 「健康と長寿・食育」について
- ◎日 時
8月23日
- ◎講 師
村上純子 氏
- ◎会 場
北海道グリーンランドホテルサンプラザ
- ◎参加者
150名
- ◎日 時
- (4)その他
- 財団評議員川越牧子氏の講演など
- 健康料理教室などで自然料理の実習と食事について
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9 食と健康・元氣ツアーの開催
真の豊かな伝承的食文化を推進することを目的とし、食に関する健康講座、自然食と有機農産物の賞味・収穫体験事業を実施しました。なお、秋の部では収穫感謝祭を同日に実施しました。
○〔初夏の「食と健康」元氣ツアー〕
- ◎日 時
平成22年6月22日(火)
- ◎参加者
39名
- ◎概 要
- 岩崎理事長による「食と健康」に関する講演
- 洞爺健康館での伝統食「食事道膳」の賞味
- 洞爺自然農園でのイチゴ(宝交早生)狩り
○〔秋の「食と健康」元氣ツアー〕
- ◎日 時
平成22年9月20日(月)
- ◎参加者
41名
- ◎概 要
- 収穫感謝祭
- 岩崎理事長による「食と健康」に関する講演
- 洞爺健康館で農園収穫物によるバーベキュー賞味
- 洞爺自然農園で有機栽培と無農薬栽培の違いに関する学習
初夏・秋それぞれを通して地産地消や一物全体食など食の三原則について広く周知しました。
- ◎日 時
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10 料理教室の実施
不特定多数の方々への食品衛生の啓蒙と食文化の継承、食育の実践活動を 目的とした料理教室を、一般の方々を対象として開催をしてきたが、今年度は 広報誌で料理教室「マイ・クッキング」を掲載しました。また料理・調理のアドバイス・コンサルも実施しました。
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11 食生活指導
専門知識を有する管理栄養士が不特定多数の方々の病気の予防及び健康の増進に寄与することを目的とし、食品の安全性、食生活の改善及び食育などに関する食生活指導を電話や冊子などのメディアを活用して実施しています。
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12 その他の事業
- ① 健康・栄養相談
- 健康・栄養相談に関する電話相談業務を企業から受託し実施しました。
- ②FM放送局、FMアップル(札幌)で放送された当財団理事の真山政文が出演したラジオ番組をCDにして10,000枚製作し、平成22年6月より販売した。3月末で在庫180枚。
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- タイトル
「健康への道、食事道のすすめ
~病気に打ち勝ち、免疫力を高める食事~」 - 1枚300円(税込)
- タイトル
以上